フランス語の本、Au cœur du Yamato (大和の心)
5部作の中の第3部Tonboを読みました。
今回は第1部の主人公Takashiの同僚で友人のTsunodaの話。
商社を退職して塾を開校
塾講師として働いています。
昭和の時代は会社にしがみついて
上に登るのが当たり前だったので
勇気のある行動だと思います。
主人公の父は定時制高校の教師でしたが
生徒をなぐり殺してしまい、
それを苦に自殺をしてしまいました。
父は本当に生徒を殺したのか?
どうして自殺したのか?
定時制で一体何があったのか?
最後に明かされていきます。
毎回島崎さんの本では
最後の方で意外な過去が明かされていきます。
その展開がいつも好きです。
予想もしていなかった展開になると
次々読みたくなります。
今回も第1部と第2部に出てきた主人公のことにも少し触れています。
それに前作Zakuroの中のレストランZakuroの隣に
今回出てくる教え子のJiroが住んでいるみたいです。
ちょっとだけ書かれていて
そこに気がついたときはちょっと嬉しくなりました。
商社マンを辞めて塾を開くTsunodaの物語。家庭を大事にし、飲み会などには参加しないことから上司に嫌われ僻地に海外赴任の辞令が出る。これを機に会社を辞め塾を開き塾講師に。そんなある日、父の教え子だったJiroと会うことに。なぜ父が自殺したのか、本当に父は生徒を殺したのか、真実が明かされていく。
Au cœur du Yamato (大和の心 – 五部作) Aki Shimazaki 著
2006年 Mitsuba (三つ葉)
2008年 Zakuro (柘榴)
2010年 Tonbo (蜻蛉)
2012年 Tsukushi (土筆)
2013年 Yamabuki (山吹)
Au cœur du Yamato (大和の心 – 五部作)
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