カナダで看護師を目指す場合、
まずNNAS(National Nursing Assessment Service)の手続きをします。
これは多くの州(ケベック州を除く)で必要な手続きです。
NNASは、カナダと日本の看護学校の教育内容を比較したレポートを発行します。
それを各州の看護協会に提出しなければなりません。
どんな手続きになるのか調べてみました。
NNAS(National Nursing Assessment Service)に書類を提出
| RN(正看護師)申請費 | 650 USD |
| 他州を同時申請時の追加料金 | + 55 USD |
| RPN/LPN (准看護師)を同時申請時の追加料金 | + 220 USD |
費用については公式サイト NNAS(英語)に詳細があります。

申請後に追加申請をすると再度650 USDが必要になるため、
最初から複数州に申請する方がお得です。
NNAS手続きの方法と必要書類
1、NNASのオンラインアカウントを作成
登録後NNASのIDナンバーが発行されます。
2、身分証明書の提出
パスポート、出生証明書、運転免許証など2種提出します。
英語か仏語で発行されていなければなりません。
それ以外は公認の翻訳者が英語か仏語に翻訳し直接NNASに提出する必要があります。
3、看護教育修了証明
オンラインアカウントからフォームをダウンロードし、
日本の看護学校にフォームを送り記入してもらいます。
このフォームと成績証明書、看護プログラムコースの詳細を、
看護学校からメールか郵送でNNASに直接送付。
4、看護師資格証明書
厚生労働省からメールか郵送で直接NNASに送付。
5、看護師雇用証明書
オンラインアカウントからフォームをダウンロードし、
過去5年間に働いた(ボランティア可)全ての雇用主に記入してもらいます。
記入後、メールか郵送でNNASに直接送付。
英語試験は不要?提出免除の背景と今やるべき準備
以前は英語能力試験(IELTSやCELBAN)のスコア提出が必要でしたが、
2022年10月からNNASでは提出が免除になりました。
これは、申請初期の段階で「語学が理由で進めない人」を減らすための措置です。
ただし、次の段階(各州の看護協会申請時)では英語スコアの提出が必要になります。
🎯 今やるべきこと:医療英語を早めに始めること!
NNAS審査には平均6〜12か月かかります。
この期間を「英語力アップ期間」として使うのが効率的です。
州ごとの申請手続きの違い
NNASレポートが発行されたら、次は希望する州の看護協会に申請します。
代表的な協会と申請方法は以下の通りです:
- オンタリオ州 → CNO(College of Nurses of Ontario)
👉 オンタリオ州で国際看護師になる方法! - ブリティッシュコロンビア州 → BCCNM
👉 BC州バンクーバーで国際看護師になる方法 - アルバータ州 → CARNA
👉 カナダ・アルバータ州で国際看護師になる方法
カナダ看護師を目指す人が今からできる準備
- 医療英語の基礎を身につける
現場で必要な表現を先に覚えると、補習コースでも理解が早まります。 - 資金管理・送金準備をする
NNAS費用や学費支払いはすべてドル建て。
👉 手数料を節約するなら Wise が便利。リアルレートで送金可能。 - 申請スケジュールを管理する
書類の有効期限があるため、提出時期をカレンダーで管理しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. NNASの審査期間はどのくらい?
👉 6〜12か月が目安です。書類不備があると1年以上かかる場合も。
Q2. 専門卒でも申請できますか?
👉 州によって異なりますが大卒必須の場合が多いです。補習コースが必要なケースも。
Q3. NNASの英語は難しい?
👉 公式サイトは全て英語。わかりにくい箇所が多いですが、一つずつクリアしていけば申請できます。



