高齢母は一人暮らし
一時帰国中に断捨離することにした
目が悪いためか
壁一面に洋服やバッグなどがかけられている
地震などの災害時には危険
押し入れはスッキリしてるのに
壁にかかっている物が多すぎる
高齢者は捨てることができない人が多い
義母は絶対に捨てられないタイプ
その点実母は一度納得すると
捨てられるタイプだったのでよかった
どうやって断捨離するか心理戦が始まった
高齢母の断捨離説得の仕方
一時帰国前に交通事故に遭ってしまった高齢母
帰国後介護も兼ねて母宅に滞在した
怪我をして歩くのも困難
両杖でゆっくり歩行していた
家には手すりが取り付けられていたが
物がかけられていて使えない状況
今がチャンス!
これを機に説得することにした
介護サービスで介護ベッドが届くことになっていた
「壁一面の洋服をどかさないと
使っていたベッドを壁に立てかけられないから
片付けよう」と説得した
捨てようとは言わずに片付けようと伝えると
協力してくれた
断捨離は高齢母に決定権を持たせる
勝手に捨ててしまうと
後で問題になるし苦情が来る
なので断捨離の決定権は母に持たせた
今回は寝室から始めた
まずは簡単なものから
ベッド下の引き出し
下着などが乱雑に入っていた
全部出して
古いものなどは捨てようと説得
一枚一枚必要か捨てていいか聞きながら進めた
どうみても捨てた方がいいものは
理由を伝えて捨てようと説得
納得するものと捨てないと言うものがあった
捨てたくないものは理由を聞いて
考え中グループにまとめていった
引き出しが終わったら
壁にかかった大量の洋服とバッグ
押し入れに入っていた洋服など
全て床に広げた
この後手すりにかかっている物や
別室の壁にかけられた大量のバッグや小物
通常押し入れにしまうものが壁中にかかっていたので
それらを少しづつ取り出し
高齢母の前で
捨てるか捨てないか決めていった
断捨離で気をつけたこと
決定権は高齢母にあることを態度で示しつつ
いらないと思うものについては
理由をきちんと伝えた
理由を伝えても捨てたくないと言われたら
考え中に分類し次に進んだ
次々洋服を並べていくと
どれだけ持っていたのかわかるし
数年数十年着ていない服もある
これから着る機会のない喪服やおしゃれ着
同じような服や思い出のある服
娘にもらった服など
捨てたくない服も多かった
でも片付けを次々進め
洋服が床に並べられていくと
考え中の洋服を自分で見直し始めた母
最終的にこれも捨てていいと
次々断捨離できるようになっていった
一度に断捨離すると高齢母がイライラし始めるし
私も疲れてしまうので
小分けにした
数日かけて
キッチンやバスルーム
押し入れなど断捨離した
まとめ
気をつけたいことは
高齢母の希望に沿うこと
捨てたくないものは
再度考えてもらうようにした
勝手に捨ててしまうと
機嫌が悪くなるし
また購入すると言い出すので意味がない
今回の一時帰国でずっと母と過ごしたので
廃れた洋服が多いこと
娘からもらったからと捨てられないことに気がついた
廃れた洋服の代わりに
着やすそうな服を新調した
これで廃れた服も捨ててくれるだろう
カナダに戻ってきてからも
時々連絡が来る
「あれは捨ててしまったかな?
新しく買わないといけないかな」と
捨てていいって言われてないなら
捨ててないから
ありそうな場所を伝えて探してもらう
見つかることが多いけど
聞かれるたびにドキッとする
高齢母は捨てるスイッチが入ると
どんどん捨てることができる
今回驚いたのは写真だ
たくさんある写真を見直して
少し残して捨てると言った
データに残しても
もうパソコンも使わないし
意味がない
あの潔さはあっぱれだった