日本の正看護師の免許を持っていても、
それだけではトロントで看護師にはなれません。
トロントで看護師になりたい場合、オンタリオ州の看護協会に申請し、
日本で学んだ看護専門学校や看護大学の成績、受講内容を提出します。
その後指示された補習クラスを受講しなければなりません。
それらは、各州の看護協会によって違います。
専門卒の場合、オンタリオ州トロントを含む多くの州では、正看護師にはなれません。
他国からきた看護師の多くは、准看護学校2年コースに通い、
准看護師の資格を取得するケースが多いようです。
その後、大学に2年通い、正看護師の資格を取得しています。
また大卒であっても、難しい実技・筆記試験を受け合格するか、
補習クラスを受けて、国家試験を受けなければなりません。
この大学の補習クラスを受講するにも、高い英語力が必要になります。
そのため、最初に准看護学校に通い、英語力試験を免除してもらってから、
補習クラスや試験を受けるという方も多いです。
調べてみてわかったことは、英語力試験がすごく難しいこと、
日本の正看護師免許では、すぐにカナダで正看護師になれないことです。
では、どうしたらトロントで看護師になれますか?
トロントで看護師を目指すと決めたら、
まず正看護師を目指すか、准看護師を目指すか考える必要があります。
ただ、すぐには決められないと思います。
その場合、准看護師と正看護師の手続きを同時に行う方法があります。
両方の申請をしている日本人看護師も多いです。
トロントで看護師資格を取得したら、すぐに働けますか?
トロントで看護師資格を取得しても、労働可能なビザがない場合は働くことが出来ません。
そのため、トロントで看護師になりたいと思ったら、
働く事ができるビザを得るにはどうするべきか考えましょう。
例えば、看護学校に通う場合、学生ビザが必要です。
就労可能な学生ビザがもらえる場合があります。
また、学校卒業後に1−2年の就労可能なビザが発行されます。
そのビザがあれば、資格取得後看護師として働きながら移民申請を進めることができます。
また最初から移民申請を同時進行する人もいます。
私は移民申請を最初に初めて、永住権を取得してから、
看護協会への申請をしました。
移民申請中は、英語や仏語の語学学校の学生ビザで滞在していました。
まとめ
日本の看護師免許では、トロントで正看護師として働くことは出来ません。
正看護師として働くには、補習クラスの受講や資格試験、
英語力試験などをクリアする必要があります。
また、資格を取得したとしても、働けるビザを所持していなければなりません。
それぞれの手続きには時間も費用もかかります。
まだ日本で看護師をしているのであれば、
まず、どのような手続きが必要かを調べ、同時に英語力を高めることをお勧めします。
それから、トロントで看護師を目指す場合、学費が高額になります。
日本で働きながら貯金しましょう。
私はケベック州でRN(正看護師)の資格を取りました。
当時は看護専門卒でも、正看護師の資格を取ることができました。
そのための補習クラスは6ヶ月の講義と実習でした。
他州と比べて、短期間だし、日本の専門卒でも大丈夫なところが魅力ですよね。
ただ、資格試験には、ケーススタディの実技がありました。
それと当時は選択問題ではなく、答えを書く筆記試験でした。
最近は選択問題に変更されたようです。
また英語力試験はありません。
その代わりに、仏語力試験を受ける必要があります。
仏語力試験は、正看護師免許取得してから4年以内に合格する必要がありました。
州によって規定が違うので、どの州で生活したいか、働きたいを考えてみて下さい。
私は、ケベック州が好きだったので、ここで申請しました。
ケベック州の手続き方法についても調べて記事にしたいと思います。