フランス語の本、Le poids des secrets (秘密の重み – 五部作)
5部作の中の第5部Hotaruを読みました。
最終回だけに最後の秘密が明らかになります。
Le poids des secretsのシリーズは
Marikoの話が多かったです。
色々と不幸な出来事が多い人生でしたが
幸せに暮らせているのはよかったかな。
人生山あり谷あり。
関東大震災や長崎の原爆の被害者で
生還者であるMariko。
戦争の被害だけでなく
その後ろに隠された秘密。
人それぞれ多かれ少なかれ
秘密を持っていますよね。
この本を読み、より一層Horibeが嫌いになりました。
3人の女性に殺したいほど憎まれるのも理解できる。
こういう人はまだまだいるし
騙されないように引っかからないようにと思っても
恋に落ちてしまうことも多いでしょう。
そんな危うい年頃のTsubakiに実体験を語ることで
孫の人生を守ろうとするのはいい祖母だなと思いました。
シリーズを全部読みましたが
もうすでに忘れてしまったところも。
また読みたいなと思います。
こんなに何度も読み返すのは
フランス語で書かれているからだと思います。
日本語の小説を何度も読み返すことはないので。
でもそれだけでなく
謎解きのような
あの人はこの時どうしてただろうかと
気になってしまうから何度も読むのかな。
単に記憶力が無さすぎるのかも…。
Yukioの娘であるTsubakiは祖母Marikoの介護を手伝うために実家を訪れる。ある日祖母Marikoが今まで語らなかった戦争中の話をしはじめる。愛人でありYukioの実父であるHoribeとの事や彼の死の真相。Yukioにも語ったことのない秘密が明らかに。
Le poids des secrets (秘密の重み – 五部作) Aki Shimazaki 著
1999年 Tsubaki (椿)
2000年 Hamaguri (蛤)
2001年 Tsubame (燕)
2003年 Wasurenagusa (忘れな草)
2004年 Hotaru (蛍)
シリーズ Le poids des secrets (秘密の重み – 五部作)
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