カナダ・ケベック州で看護師登録をした時の
体験談を書きたいと思います。
2009年永住権を取得したので、
看護協会へ登録することができるようになりました。
でも、すぐには看護師登録手続きを始めませんでした。
まだ、語学に自信がなかったからです。
看護師として働いてみたいけど、自信もなく、
どうしても看護師として働きたいという気持ちもありませんでした。
でも海外で一人で生活するには、資格があった方が安心。
それに、自分にもできるという証みたいなものが欲しかった気がします。
せっかく看護師の資格を持っているし、
やらないで後悔するなら、やった方がいいと思い、申請を始めました。
実際にケベック州で看護師登録した人から情報収集
まずは、ケベック州で看護師になるにはどうしたらいいのか調べ始めました。
集めなければいけない書類、受講する学校のリスト、入学条件、
最終的な試験などについて情報収集しました。
それから、看護師を目指している人に話を聞きました。
実際に学校に通っている人に話を聞くことで、
どんな学校に通っているのか、どんな手続きだったのか、
色々な情報をもらうことができました。
でも、いかに大変かという話も聞いたので、
進むべきか悩んだのも事実です。
とりあえず、ケベック州の看護協会(OIIQ)で資料をもらって、
正式な手続きの手順を知っておこうと思い、
ダウンタウンにあるオフィスに行きました。
そこで必要書類と説明書などが入った封筒をもらいました。
OIIQのファイル管理はずさんだった
一度全ての書類をOIIQに提出。
しかし、数ヶ月待っても何の音沙汰もありませんでした。
不安になったので、もう一度オフィスに確認にいきました。
ファイルを出してきて、中身を確認したスタッフに、
「足りない書類があるから、審査が止まっている」と言われました。
提出した時は、スタッフと書類を確認して、
全部揃っていると言われたのに…。
誰かが紛失したようです。
そんなことで文句を言っても、失ったものは出てこないので、
急いで再提出しました。
OIIQはいつ行っても、オーガナイズされていない印象で、
ファイルも適当に扱っているように見えました。
今は、昔のように紙ではなく、電子化されているかもしれません。
それでも、審査がなかなか進まない時や、
何かおかしいなと思ったら、
問い合わせてみるといいと思います。
申請から5ヶ月後にレターが届く
申請してから、5ヶ月が経った頃に、
OIIQのEquivalance Committeeから審査の結果が届きました。
日本の看護師資格と学歴が認められ、
国際看護師専門のコースProfessional Integration Programを
ケベック州内の指定のカレッジで受講するようにと書かれていました。
指定されている学校リストの中から1つ選び、
直接学校に問い合わせるようにと書いてあったので、
英語で受けられる学校を選び、申し込みをしました。
ケベック州は、看護学校が英語かフランス語
ケベック州には、英語かフランス語の
国際看護師用の看護学校がいくつかあります。
フランス語の看護学校は、学校数も多く、
入学試験にフランス語があります。
私よりフランス語ができる友達が、
入学試験に2度も落ちたと聞いていたので、
挑戦する気はありませんでした。
その人も結局英語の学校に通ったそうです。
英語の国際看護師のための看護学校にも、
英語と数学の試験があると聞いたことがあります。
ただ、私が入学した時には、どちらの試験もなく、
OIIQからのレターと入学希望を伝えるだけで、
入学することができました。
入学希望者が多かったから、待機期間があったので、
実際に入学したのは半年以上経ってからでした。
まとめ
私の場合、申請しようと決めるまでに時間がかかりました。
語学力に不安があったことと、
本当に看護師として働きたいかという疑問があったからです。
やらずに後悔はしたくないし、
自分にもできるんだという自信が欲しかったので、
挑戦してみることにしました。
看護師をするかどうかわからないけど、
資格があれば選択肢が増えるし、
取得してから今後のことは考えようと思っていました。
申請を始めてしまえば、あとは前に進むのみ。
当時はすごく時間がかかったと思っていましたが、
振り返ってみると、結構スムーズだったんだなと思います。
ケベック州で看護師登録をしようと考えている専門卒の方は、
なるべく早めに手続きした方がいいと思います。
いつ決まりが変わるかわからないので。