看護師がカナダで永住権を取得するメリットは３つあります。
看護師として働けること、看護大学などの学費が安くなること、ビザの心配がなくなることです。
カナダで看護師として働く場合、ワークビザや永住権が必要です。
ワークビザは期限付きなので、
ビザの心配をせずに働くには永住権を取得することをお勧めします。
カナダで永住権を取得するには条件も厳しく、時間もかかります。
ただ、コロナ禍で医療従事者の不足がニュースになりました。
それを受け、カナダも看護師を含む医療従事者の移民受け入れに寛大になりました。
そのため、条件が緩み、時間も短縮されたと言われています。
でも、実際は移民局の仕事ぶりにも寄るので、
かかる時間は個人差があると思います。
またケベック州では、近年仏語を残すべきだという動きが強く、
移民も仏語圏からの受け入れを100％にしていくと州政府が発表しています。
そのため、仏語圏以外の国からの受け入れは難しくなっていくと思います。
ケベック州に移民したい場合は、仏語力を高めなければいけなくなりました。
さて、こんなに大変な申請をしてまで、
永住権を取得すると３つのメリットがあります。
１、カナダの永住権があれば看護師として働くことが可能
カナダで永住権を持っていると、働くことが可能になります。
そのため、カナダで看護師免許を取得後すぐに看護師として働けます。
看護師以外の職につくこともできるので、
働きながら看護学校に通うこともできます。
また、とりあえず看護師以外の職につき、
学費を貯めてから、看護学校に通うことも可能です。
看護師免許を取得する場合、州ごとの看護協会に登録する必要があります。
その場合、永住権や市民権が必要になります。
カナダで看護師を目指すと決めたら、
同時進行で移民申請した方がいいと思います。
永住権やワークビザ（Post Graduation Work Permitなど）をもっていれば、
看護師免許を取得後、いつでも就職できます。
永住権もワークビザもない場合は、ワークビザをサポートしてくれる病院を探し、
そこでワークビザを申請してもらうことも選択肢の一つです。
ただ、そこまでしてくれる病院は少ないと言われています。
でも、不可能ではないので、探してみるのもいいと思います。
２、カナダの永住権があると看護大学などの学費が安くなる
学生ビザで語学学校や看護大学の補習クラスを受講する場合、費用が高額です。
その点、永住権を所持していると、学費が安くなります。
永住権を持たず、留学生として看護学校に通う場合、
永住権を所持する人の数倍の学費になります。
ただし、永住権を持っていても、学費は結構高いです。
受講する看護学校にもよりますが、
合計で7000〜20,000CADかかる場合があります。
永住権がない場合、この数倍になります。
また大学によっては、留学生を受け入れている大学もありますが、
永住権や市民権を保持していなければ、入学できないところもあります。
永住権を保持していれば、選択肢が広がりますね。
３、カナダの永住権があればビザの心配がなくなる
カナダに滞在する場合、
永住権やワークビザ、学生ビザなどを所持する必要があります。
永住権は一度申請し発行されたら、
5年ごとに必要書類を提出することで、更新できます。
学生ビザやワークビザのように、
期限が切れたら再申請をし、許可が出るかどうか不安になることも少ないです。
カナダで滞在可能なビザを保持することがとても難しく、ストレスになります。
その点、永住権を保持していれば、それらの心配がなくなります。
ただし、国外滞在日数の制限があるので、注意が必要です。
まとめ
カナダで永住権を取得するメリットは３つです。
１、就労できる
２、学費が安くなる
３、ビザの心配がなくなる
移民申請には時間がかかります。
例えば学生ビザでカナダに来たら、
なるべく早めに移民申請を始めるといいと思います。
私はワーホリ中に移民申請について調べ始め、
学生ビザに切り替えた時に書類集めを開始しました。
当時は1年半くらいで永住権が取得できましたが、
今はもっと長くかかると聞きました。
自分では無理だなと思ったら、
移民コンサルタントや留学サポートなどの力を借りてみるのもいいと思います。
無料コンサルティングなどに連絡し、
料金やサポート内容、永住権取得できるかなど相談してみるのも一つの方法です。
私も移民申請を始める前に無料コンサルティングを受け、
ポイントが足りているのかなどを相談しました。
