フランス語の本、Une clochette sans battant (五部作)
5部作の中の第3部No-no-yuriを読みました。
今回もフランス語中級者から
楽しめるんじゃないかなと思います。
今回はAnzuの姉Kyokoのお話。
Kyokoは夢であった東京で生活中。
外資系の会社に13年間勤務。
海外出張の多い仕事に満足している。
仕事の内容や生活を読んでいくと
誰もが憧れるような生活をしているのがわかります。
でもだからといってその生活がしたいか
と言われるとそうでもないような。
夢のような仕事でも大変なこともありますよね。
上司が変わることで
解雇されるかもしれない
他部署に飛ばされるかもしれない
転職してもいい職場が見つからないかもしれない
など、共感できる悩みもありました。
キャリアを重視し
結婚に興味がなかったとしても
いつか何かのきっかけや
状況が変わると
人って考え方が変わったりします。
あんなに結婚に興味がなかったのに
急に結婚する人がいたりするのもそのせいなのかなと思いました。
今回は特に大きな秘密がなかったのが残念。
セクハラについても書かれています。
被害にあっても泣き寝入りしてしまうことが多いけど
対抗していくことができる人はすごいし尊敬します。
2013年頃の話。Kyokoは仕事も恋愛も楽しむキャリアウーマン。結婚には興味がなく、交際相手は既婚者のみで不倫ばかり。不倫相手が本気になると別れることを繰り返していた。仕事は順調で、海外を飛び回る生活に満足している。ある日上司が退職し、新しくきた上司と関係を持ってしまう。
Une clochette sans battant (五部作) Aki Shimazaki 著
2019年 Suzuran (鈴蘭)
2021年 Sémi
2022年 No-no-yuri
2023年 Niré
オーディオブックもありました。